血液浄化治療部

血液浄化治療室は、1977年、奈良県立奈良病院が前地の平松に新築移転した際に、人工透析室として透析10床、個室1床で開設されました。2014年4月、県立奈良病院が独立行政法人化され奈良県総合医療センターとなり、さらに2018年5月の新センターへの新設移転に伴う組織改変で、血液浄化治療部となりました。新センターでは、透析10床、個室2床となりました。
開設時より当治療室では、基本的に維持透析治療は行わず、血液浄化治療導入患者、および合併症を有する腎不全患者の治療を行ってきました。すなわち、導入患者は状態が安定して維持透析期に入れば周囲のサテライト施設へ移籍し、合併症により当センターでの入院治療が必要となれば入院治療中の透析を当センターで行います。
最近では、末期腎不全に対する血液透析、腹膜透析以外に、種々の疾患に対する血液浄化治療が発展してきており、現在ではほぼ全科の患者が対象となっています。担当医は腎臓内科および泌尿器科の8名の医師により運営され、血液浄化治療部部長および各科部長・医長の計5名は日本透析学会専門医の資格を有しており、同学会の認定施設です。現在、臨床工学技士15名が交代で担当し、5名の血液浄化治療室専従看護師が勤務しています。
当センターは奈良県北部の基幹病院としての役割を担っています。一般診療科に加え、救命救急センターを有することから、奈良県北部の多数の透析施設のセンター的役割を果たしています。医師、看護師、臨床工学士、薬剤師、検査技師、栄養士から構成される腎サポートチーム(KST)により末期腎不全のみならず、保存期腎不全患者の教育・指導にも力をいれています。緊急処置を必要とする急性腎不全や、感染症や術後などに発生する多臓器不全に対しても、救急科医師を含めたスタッフとともに常時対応しています。

外来担当表

月曜日 火曜日 水曜日 木曜日 金曜日 土曜日
血液透析 午前
血液透析 午後
腹膜透析外来
その他の血液浄化治療は適宣実施

血液浄化治療の対象疾患

血液浄化治療の代表は慢性、急性腎不全に対する透析療法(腎代替療法)ですが、当センターでは血液透析(HD、HDF)および腹膜透析(CAPD)の両者を行っています。膠原病、自己免疫疾患、および重篤な肝臓疾患などに対する血漿交換(PE)、血漿吸着療法(PA)、二重ろ過血漿交換(DFPP)など高度の体外循環療法を行います。出血性潰瘍性大腸炎やクローン病に対する白血球吸着療法(GCAP、LCAP)や、最近では慢性C型肝炎ウイルス除去療法(VRAD)も行います。さらに、多量の腹水を採取、濃縮して体内に戻す腹水濾過濃縮再静注法(CART)も行っています。現在、血液内科における末梢血幹細胞採取(PBSCT)を準備中です。

診療受付のご案内

TEL 0742-46-6001

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 午前1100