この度、2025年7月16日付けで院長を拝命致しました。「医の心と技を最高レベルに磨き、県民の健康を生涯にわたって支え続けます」との理念のもと努めてまいりますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。
奈良県総合医療センターは県庁所在地である奈良市に位置する奈良県の基幹病院として、当初は1964年に奈良県立医科大学附属奈良病院として設立され、1975年に総合病院として独立して県立奈良病院となり、2014年からは地方独立行政法人奈良県立病院機構奈良県総合医療センターとなりました。2018年に新築された高機能で快適な空間を有する新病院は、最新の医療機器を備えており、高度医療に対応すべく、各領域の高い技量を備えた医師、ならびに医療スタッフが診療に従事しております。皆さまの信頼を得て、県内外より毎日たくさんの患者さんに訪れていただいており、高難度手術、がん治療を含む高度医療に加え、救急医療、周産期医療、小児医療等、幅広い役割を担っております。
当センターが大切にしていることは、都会の大病院に行かずとも、この奈良の地でその時々における最高の治療を県民の皆様が受けられるよう高い診療レベルを維持し、患者さんに選ばれる病院であり続けることです。高い診療レベルを維持することはどんな状況であっても譲ることのできない当センターの方針です。最も大切な目標は患者さんとそのご家族により良い医療を提供して満足していただくことであり、職員の一人一人がその意識で医療に取り組んで参ります。その結果として県民の皆様に民意として当センターの存在意義を感じていただき、そのお気持ちが当センターを支えてくれるものと信じております。
院長として全てのことに全力で取り組むとともに、これからも外科医として皆さまの健康と安心のために現場に立ち続け、力を尽くして参ります。どうぞよろしくお願い致します。
2025年7月吉日
奈良県総合医療センター
院長 髙 済峯