ごあいさつ – 奈良県総合医療センター

ごあいさつ

院長 菊池英亮

平成30年5月1日に新奈良県総合医療センターが開院し新たな一歩を踏み出しました。新病院構想が検討されてから約10年の月日を経ています。県当局を初め、新センター建設に関わったすべての皆様に心より敬意と感謝を申し上げます。

新病院は7万9,635平方メートルの広大な敷地に、鉄骨造一部鉄筋コンクリート(免震構造)で建築されました。また、大規模災害時にもインフラ供給(電力、通信、給水、排水、都市ガス、医療ガス)が継続して確保できるように医療継続計画(Medical Continuity Plan)に沿っています。

新病院には奈良の地域医療を支える7つの目標があります。それは、1)救命救急の充実、2)周産期医療の充実、3)専門的ながん医療の充実、4)小児医療、5)糖尿病治療、6)精神医療、7)災害医療です。これらの目標を達成するために、救命救急センター、周産期母子医療センター、集学的がん治療センター、心臓血管センター、脳神経センターを配置しました。「救命救急医療」は脳卒中や心筋梗塞などの重症患者の受け入れを確実にします。このような高度急性期医療を提供するために手術室の拡充、集中治療部の拡張を行いました。「周産期医療」ではハイリスク母体・新生児搬送の受け入れ体制を充実し、安心して出産ができる環境を整備しました。また、NICU、GCUも拡充しています。「がん医療」については外科手術・放射線治療・化学療法の充実に務めます。放射線治療は最新鋭の治療機器を整備し2台体制で診療を行います。外来化学療法室も拡充し、治療に配慮した環境になっています。「小児医療」は北和地域の小児医療の拠点としての役割を果たすため、小児救急受け入れ体制を整備しました。「糖尿病治療」は糖尿病専門医による急性期合併症、急性増悪時治療を実施し、地域の医療機関との連携を強化します。「精神医療」は精神科病床を整備し、他病院では対応困難な身体疾患を合併する精神疾患患者さんを確実に受け入れる体制を整備しました。「災害医療」では、先に述べましたように災害時でも病院機能を維持できるように設計されています。診療棟屋上にヘリポートを設置し「ドクターヘリ」による広域救急受け入れ体制が充実しました。病院の中央部門である、放射線部、内視鏡部、臨床検査部、薬剤部、臨床工学技術部、リハビリテーション部などの機能拡充も図っています。このように新奈良県総合医療センターは高度急性期・急性期医療を提供する病院として新しく生まれ変わります。

しかし、当然のことながら当センター単独では地域の医療は守ることはできません。当センターで多くの患者さんに高度急性期医療を提供するためにも、当センターでの急性期治療が終了した後は、病病連携・病診連携により他の医療機関に移っていただくことが必要となります。さらには、在宅医療、介護サービスとの連携も必要になります。今まで以上に医療連携を強化したいと考えますのでご理解賜りますよう宜しくお願い申し上げます。

一方で、医療人の育成も重要な課題です。同じ建物内に奈良県立病院機構の組織である医療専門職教育研修センターが併設されていますので、今後は、医療職の教育・研修にも力を注いでいきます。この施設は院内のスタッフだけではなく、地域の医療機関の医療職の皆様にも利用していただけるよう計画されています。人材の育成の面においても奈良県医療の発展に寄与していきたいと存じます。

最後になりましたが、新病院は奈良県の「地域社会」に貢献し、信頼される病院として活動していきたいと考えています。皆様のご支援ご協力を宜しくお願い申し上げます。

院長 菊池 英亮

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