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初期研修情報

初期研修情報2-1

研修管理委員長 奈良県総合医療センター総長 上田 裕一
プログラム名 奈良県総合医療センター臨床研修プログラム
臨床研修の理念・基本方針
  • 人としての医師の人格を形成し、生涯にわたり自己研鑽する医師の養成
  • 日常診療で必要な幅広い基本的診療能力(態度技術・知識)を習得し、チーム医療ができる医師の養成
プログラムの特徴 奈良県北和地域の基幹センターであり、救命救急センターを有する急性期センターです。
  • 内科の研修医は、原則指導医の指導の下に初診患者のプライマリ・ケアを担当します。
  • 外科研修では、豊富な手術件数があり、基礎から先端医療まで幅広く経験できます。
  • 周産期医療も充実しています。
  • 病理解剖も積極的に行い、院内CPCも定期的に実施しています。
  • 院内学術学会の開催や院内学術雑誌の発刊も定期的に実施しています。
  • 全診療科を対象に毎月「臨床研修実践講座」を実施しています。
  • 臨床研修医を対象に年1回症例発表会を実施しています。
プログラムの目標 頻度の高い疾病や外傷の診断と治療ができる。
  • 救急の処置治療ができる。
  • 適切な時期および方法で、他科および上級医に紹介できる。
  • 医療情報・診療内容を正しく記録する習慣を身につけ、正確に他に伝達できる。
  • チーム医療を理解し、実践できる。
  • 患者およびその家族との信頼関係を醸成できる。
  • 疾病の予防、健康管理、リハビリテーションについて理解し、基本的医療計画が立案できる。
  • EBMに基づいた治療方針を構築できる。
  • 心理的、倫理的判断力を育成できる。
  • リスクマネージメント、臨死時の対応能力を育成する。
  • 脳死と臓器移植について理解できる。
カンファレンス等
  • 全診療科を対象に週に1回「臨床研修実践講座」を開催しています。
  • 研修医症例カンファレンスを週に1回開催しています。
  • 研修医による症例発表会を年1回開催しています。
  • 総合診療医を外部講師として迎え、初期・後期臨床研修医全員参加による出張講座を年6回開催しています。
単独型プログラム1 募集人員  13人

1年目:
【内科6月】奈良県総合医療センター6月
【選択必修2月】麻酔科、小児科、NICU、産婦人科のいずれかを選択します。奈良県総合医療センターで研修を行います。
【救命救急センター2月】奈良県総合医療センター救命救急センターで行います。
2年目にも1月研修を行います。
【外科選択2月】外科(消化器外科)、脳神経外科、呼吸器外科、心臓血管外科、整形外科・脊椎脊髄外科、泌尿器科から1診療科もしくは2診療科を選択し研修を行います。

2年目:
【救命救急センター1月】奈良県総合医療センター救命救急センターで行います。
【精神科1月】選択必修のうち精神科を必修としています。やまと精神医療センター(半月)、奈良県総合医療センター(半月)で研修を行います。
【地域医療1月】地域に密接な中小病院で研修を行います。
【選択9月】将来専門とする診療科を踏まえ、診療科を自由に選択します。
単独型プログラム2  
単独型プログラム3  

初期研修情報2-2

プログラム
の内容
1年目
内科 循環器・腎臓内科、呼吸器内科、消化器・糖尿病内科、神経内科など内科で6か月間の研修を行います。
救急 奈良県総合医療センターの救命救急センターは、県内に3ヶ所しかない救命救急センターの一つで、奈良市を中心とした北和の救急医療の中心です。1年目で2月、2年目で1月の研修を行いますので、先輩研修医とともに研修を行えます。
選択
必修
麻酔科、小児科、NICU、産婦人科から1診療科を選択し、2月研修を行います。
外科
選択
必修
消化器外科、脳神経外科、呼吸器外科、心臓血管外科、整形外科・脊椎脊髄外科、泌尿器科から1診療科もしくは2診療科を選択し、2月研修を行います。
プログラム
の内容
2年目
選択 将来専門とする診療科により選択科目を自由に選択することができます。
選択科目により、奈良県総合医療センター・奈良県立医大・済生会奈良病院・奈良医療センター、奈良県西和医療センター、奈良県総合リハビリテーションセンターのいずれかで研修を行うことができます。
救急 奈良県総合医療センターの救命救急センターは、県内に3ヶ所しかない救命救急センターの一つで、奈良市を中心とした北和の救急医療の中心です。
急性心筋梗塞やクモ膜下出血などの心血管疾患・脳血管障害の急性期の救急を行っています。
一次救命処置BLSや二次救命処置ACSLの講習も積極的に行っています。
精神科 選択必修のうち精神科を必修とする
(認知症・気分障害・統合失調症を経験する為)
(やまと精神医療センターにて研修)
地域
医療
医療 研修協力施設の大倭病院・高の原中央病院・奈良西部病院・西奈良中央病院・西の京病院・阪奈中央病院・南奈良総合医療センターのいずれかで研修を行います。
関連協力型病院 奈良県立医大附属病院
済生会奈良病院
奈良医療センター
やまと精神医療センター
奈良県西和医療センター

現在の研修状況と進路
現在の研修医人員 1年次 14人  2年次 16人
研修医の主な出身大学 愛知医科大学・岩手医科大学・大阪医科大学・大阪市立大学・関西医科大学・京都府立医科大学・久留米大学・滋賀医科大学・島根大学・信州大学・自治医科大学・奈良県立医科大学・新潟大学・兵庫医科大学・三重大学・山口大学・山梨大学(50音順)
研修修了後の進路 奈良県総合医療センター・奈良県立医科大学附属病院・奈良県立五條病院・愛染橋病院・大阪医科大学附属病院・大阪市立大学附属病院・大津赤十字病院・京都大学医学部附属病院・倉敷中央病院・市立伊丹病院・住友病院・聖路加国際病院・新潟大学医歯学総合病院・兵庫県立尼崎病院・兵庫医科大学附属病院・舞鶴医療センター・丸太町病院・八尾市立病院・若草第一病院(50音順)

メッセージ
指導医からの一言 当センターは,救命救急センター,集学的がん治療センター,周術期管理センター,腎・尿路疾患センター,周産期母子医療センターの5つの医療センターを有する奈良県の急性期医療の基幹センターです。また,がん連携拠点センター,地域医療支援センターにも指定されており,奈良県北和の地域医療の中核病院 として医療連携も積極的に行っています。
  当センターには高度な医療技術を有し,指導経験豊富な優れた指導医が多く勤務しています。また,医師のみならず,看護師,医療専門職,事務スタッフなどセンターの全職員がセンター全体で研修医を育てるという共通認識を持っています。
 当センターでの初期研修プログラムの特徴としては,救命救急センターの研修を1年目,2ヶ月,2年目2ヶ月のいわゆる屋根瓦方式にしているところです。また,選択科目の期間も長く設定しており,各研修医の希望に応じた自由な研修が可能となっています。初期研修をスタートする4月には,オリエンテーション期間を設け,医療安全,院内感染,BLS実習など多くの実習に時間を割いています。また,各診療科横断的なカンファレンスや各科の指導医による症例勉強会が積極的に開催しています。さらに,外部講師による総合診療のカンファレンスも定期的に行っており,これらにより研修医の「考える力」を養い,診断能力の向上を図っています。2年目の研修期間には研修医全員に症例発表の機会を与え,その内容を論文にし奈良県総合医療センター医学雑誌に投稿しています。したがって,当センターで初期臨床研修を行うことにより,豊富な症例を数多く経験し,多くの医療技術を習得できるだけではなく,論理的な思考を養うことができます。
 研修環境としては,メディカルスキルアップルームを設置しています。注射・穿刺手技,気管挿管,外科処置等のトレーニングモデルや上部・下部消化管内視鏡検査シュミレーションモデル,超音波検査シュミレーションモデルなどを常時利用できます。院内には無線LANの環境が整っていますので, 文献検索サービスの「Medical online」や診療上の問題点を解決するためのツールである「Up ToDate」の利用が可能です。evidenceに立脚した最新の医学情報を何時でも手に入れる事ができます。
 このような環境の中で,初期研修制度開始された以降,多くの研修医が当センターでの初期研修を修了し,それぞれ医学・医療現場で活躍中です。当センターでは後期研修制度も整備されており,各専門領域の専門医の取得も可能となっています。
 当センターでの研修を将来の医療・医学の発展に寄与できる人材を育成するためにさらに研修プログラムの充実にセンター全体で取り組んでいます。
  是非皆さんの参加を待っています。

院長・臨床研修医支援室長 菊池 英亮

研修医から一言 皆さんこんにちは。初期研修医の天野雅之です。私はこの二年間、当院のプログラムを通じてたくさんのことを学び、非常に充実した日々を送ることができました。
 市中病院という強みを活かし、肺炎や心不全、胃がん、各種感染症といったCommon diseaseや、ERで出会う一次救急疾患の初療を数多く担当させていただきました。また中核病院であることから、比較的稀な疾病や高度な医療を必要とする病態も経験できました。さらに、当院は三次救急を担う救命救急センターを有するため、集中治療を必要とする多発外傷や心筋梗塞、脳卒中も経験できました。
症例が豊富であるため、それに伴う手技も数多く経験させていただきました。
 特筆すべきは、これらの経験を上級医の指導・バックアップの下で安全に経験させていただけたことです。担当医として患者さんと関わらせていただくことで、知識や技術のみならず、患者接遇や病状説明の仕方なども学ばせていただきました。また休日夜間の救急当直も、上級医の下で一年次研修医と二年次研修医がペアになって担当するため、より多くのことを学ぶことができました。さらに、各科の垣根が低く、検査部・薬剤部などパラメディカルスタッフにも気軽に相談できるため、何か困ったことがあってもすぐに指導していただけました。
 そして、上記のような経験の機会が巡ってきた際に適切・迅速に対応できるよう、事前準備としての教育カンファレンスやハンズオンセミナーが数多く開催されています。院外から著名な先生をお招きしての症例カンファレンスや、第一線で活躍なさっている院内指導医によるミニセミナー、技師や薬剤師のスタッフによる超音波のハンズオンセミナーや漢方勉強会もあります。情報検索に関しても、Up to date®が無料で利用できるためすばやく情報を得ることができます。
 研修環境としては、各々にデスクが準備されており、シャワー室も完備され、院内はWi-Fi環境が整っています。おいしい食堂もあり、窓からは若草山の絶景を望むことができます。研修医旅行などの催しもあり、同期の仲もよく、お互いに助け合って研修に取り組んでいます。
 是非一度、病院見学にお越しください。当院での研修を心よりお待ちしております。

研修医 天野 雅之(平成24年度採用初期臨床研修医)