1. ホーム
  2. 診療各科・各部のご案内
  3. 脳神経外科

脳神経外科


こんな症状の人はご相談下さい。

  • 頭痛
  • めまい
  • 手足の麻痺(脱力感)・しびれ
  • 言語障害(言葉がでない・呂律がまわらない)
  • 視力障害・複視(両目で見ると物が二重に見える)
  • 歩行障害
  • 顔面けいれん・顔面の痛み
  • けいれん
  • 脳の検査で異常を指摘された

このような症状でお困りの際は、脳神経外科を受診して下さい。
また、わからないことは気軽にご相談下さい。

主な疾患と治療法

脳腫瘍

3テスラMRIなどの最新の診断機器やナビゲーションシステム、神経内視鏡などの手術支援システムを駆使して顕微鏡手術を行っています。
腫瘍の種類(悪性度)や患者さまの要因(年齢や合併症など)を総合的に判断し、患者さま一人一人の病状に合わせた治療法を選択します。
腫瘍が小さかったり深部に存在する場合には、手術治療だけでなく定位放射線治療を行います。

対応疾患

髄膜腫、下垂体腺腫、神経鞘腫、神経膠腫、松果体部腫瘍、髄芽腫、悪性リンパ腫、転移性脳腫瘍 などあらゆる種類の脳腫瘍

脳血管障害

当センターには救命救急センターが併設されており、多くの脳卒中(くも膜下出血、脳内出血、脳梗塞)の患者さまの治療を担当しています。
救急疾患に対しては、救命救急センターと一丸となって 24時間体制で治療を行っています。
一方当科では、脳卒中予防の外科治療に特に力を注いでいます。
くも膜下出血の原因となる未破裂脳動脈瘤の治療では、動脈瘤の位置や形状などによって、開頭脳動脈瘤クリッピング術だけでなく血管内手術(カテーテルによる治療)を使い分けています。
脳梗塞の予防のためのバイパス術や内頸動脈血栓内膜剥離術などの外科的治療を積極的に行っており効果をあげています。これらの脳血管障害の治療では手術の安全性確保に特に力を注いでおり、種々の術中モニタリングシステムを駆使して手術を行っています。
また、超音波検査や脳血流検査などの脳血流・循環検査には特に精通しています。

対応疾患

くも膜下出血(SAH)、 脳動脈瘤、 解離性動脈瘤、 脳動静脈奇形(AVM)、高血圧性脳内出血、脳梗塞、脳塞栓、 頸部内頸動脈狭窄症、もやもや病、硬膜動静脈瘻 など

脊椎・脊髄・末梢神経疾患

手足のしびれや歩行障害などの原因として、脊椎や末梢神経の障害である場合が多いです。
日本では整形外科疾患と思われがちですが、欧米では脳神経外科医の主たる仕事の一つです。
私たちは、脳・脊髄・末梢神経の外科医(神経外科医)としての立場をとり、この分野に力を注いでいます。
安全性、低侵襲性と機能予後を最重視し、顕微鏡を用いた手術を実践し効果を上げています。

対応疾患

頸椎椎間板ヘルニア、後縦靱帯骨化症、頸部脊柱管狭窄症、変形性頸椎症、腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症、すべり症、脊髄腫瘍、脊髄血管奇形、手根管症候群など

機能的脳神経外科

日常生活で支障となる顔面痙攣や三叉神経痛で、内科的治療にて効果がない場合には積極的に外科的治療を勧めます。
マイクロサージェリー技術を駆使した微小血管減圧術を行うことにより安全に治癒可能です。

対応疾患

顔面痙攣、三叉神経痛

神経外傷

対応疾患

脳挫傷、急性硬膜下血腫、急性硬膜外血腫、慢性硬膜下血腫、 頭蓋骨骨折など

その他

対応疾患

正常圧水頭症、感染性疾患(脳膿瘍、硬膜下膿瘍など)

外来診療担当

1診 飯田 淳一
(初診・紹介のみ)
松山 武 飯田 淳一 担当医 内山 佳知
2診 担当医 前川 秀継 中瀬 健太

医師紹介

脳神経外科部長
飯田 淳一

専門分野・研究分野

  • 脳腫瘍
  • 脳動脈瘤
  • 脳動静脈奇型
  • 脊髄末梢神経外科

学会認定専門医等

  • 奈良県立医科大学臨床教授・非常勤講師
  • 日本脳神経外科学会認定脳神経外科専門医・指導医・代議員
  • 日本脳神経外科学会近畿支部評議員
  • 日本脳卒中学会専門医
  • 日本脳卒中の外科学会技術指導医
  • 臨床研修医指導者講習会受講済

脳神経外科医長
内山 佳知

専門分野・研究分野

  • 脳腫瘍
  • 脳血管障害
  • 神経内視鏡

学会認定専門医等

  • 日本脳神経外科学会認定脳神経外科専門医・指導医
  • 日本脳卒中学会専門医
  • 日本脳卒中の外科学会技術指導医
  • 臨床研修医指導者講習会受講済

脳神経外科医長
前川 秀継

専門分野・研究分野

  • 脳血管内治療
  • 脳血管障害
  • 脳神経外科一般

学会認定専門医等

  • 日本脳神経外科学会認定脳神経外科専門医
  • 日本脳血管内治療学会認定専門医
  • 日本脳卒中学会専門医
  • トロント大学神経放射線科(脳血管内治療)フェロー修了

脳神経外科医員
中瀬 健太

専門分野・研究分野

  • 神経外傷
  • 脳卒中
  • 脳神経外科一般

設備最新情報

当科では全国トップレベルの最新式の手術支援装置が既に導入されています。これらの先進器機を駆使して、安全で確実な手術を実践しています。

新型手術顕微鏡(OPMI Pentero 900)

新型手術顕微鏡にはICG(インドシアニングリーン)と5−ALA(アミノレブリン酸)という蛍光撮影機能が装着されています。ICG蛍光脳血管撮影(ICG ビデオアンギオグラフィー)は術中に簡易に血管撮影を行う機能で、脳動脈瘤や脳動静脈奇形、バイパス術等の脳血管障害の手術に於いて、残存病変の有無や正常血管の温存、バイパスの開存などを術中にリアルタイムに確認できる有用な機能です。一方、5−ALA蛍光脳腫瘍撮影は、正常脳との境界が不明瞭な腫瘍の境界を蛍光発色させて際立たせます。その事により腫瘍の摘出範囲を拡大できたり、正常脳の損傷を防ぐ事が出来ます。いずれも、手術時の安全性と根治性を飛躍的に高める、非常に有用な最新式の手術支援装置です。当科では2013年1月より導入されています。

ニューロナビゲーションシステム(Brain Lab CURVE ニューロナビゲーションシステム)

ナビゲーションシステムとは車に取り付けるカーナビのようなものです。病変の広がり、重要な神経や血管の位置、手術(操作)している部位をリアルタイムに正確に表示してくれるので、神経や血管を傷つけることなく、病変部を残さず切除するのに役立ちます。本システムは頭蓋底部の難しい手術(巨大動脈瘤、頭蓋底髄膜腫、聴神経腫瘍、頭蓋咽頭腫など下垂体部腫瘍の手術)において特に有用で、手術をより安全確実に行うための最新式手術支援装置で当科では2014年3月より導入されています。

ハイビジョン神経内視鏡システム(オリンパス社製ハイビジョン神経内視鏡システムおよびエンドアーム)

神経内視鏡手術とは、脳の中に直径2.7~4mm程度の小さな内視鏡を入れて観察しながら行う手術のことです。従来の顕微鏡手術に比べ脳への入り口が狭いので、患者さんへの負担が小さくてすみます。また従来の顕微鏡手術では死角となる重要構造物の確認が可能となり顕微鏡手術の補助としても有用です。狭い入り口から高解像度でより広く鮮明な術視野が得られるので、経鼻的下垂体手術や動脈瘤手術および頭蓋底腫瘍、微小血管減圧術等の手術支援に大変役立っています。また内視鏡の固定具も、人間の腕のように自在に動きが可能な最新式ロボットアーム装置(エンドアーム)を導入し経鼻的下垂体手術をはじめ多くの手術に役立っています。当科では2014年8月より導入されています。

術中神経モニタリングシステム

術後の脳神経機能の合併症は、患者さんのその後の生活に重大な影響を及ぼします。そのため手術中に神経モニタリングを行い異常を術中早期に検出することは、不可逆的な神経合併症の予防に大変重要です。 また安全な操作範囲を術中に確認できることにより、根治性を高める効果もあります。神経モニタリングの目的は、運動機能に加え、感覚機能、視機能、聴覚機能などの温存で、モニタリング法は多岐にわたります。当科では運動誘発電位(MEP)、体性感覚誘発電位(SEP)、聴性脳幹反応(ABR)、視覚誘発電位(VEP)、局所酸素飽和度(rSO2)、NIM-response systm(顔面神経等のモニタリング)などの多種のモニタリングを実践しています。モニタリングには、脳神経外科医、麻酔科医、臨床検査技師のチームワークが欠かせず一丸となって患者様の神経機能温存のために努力しています。当院では2012年より開始し発展し続けています。

治療実績

平成26年手術総数 276件

平成27年手術総数 275件

平成28年手術総数 315件

教育認定施設

日本脳神経外科学会専門医認定制度指定訓練場所
日本脳卒中学会認定研修教育病院