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耳鼻咽喉科


診療案内

 外来診療は、基本的には予約制をとっており予約患者さんを優先としております。近隣医療機関からの初診予約が可能ですのでぜひご利用ください。したがって、予約のない方(紹介状をお持ちの方でも)は待ち時間が長くなりますのでご了承下さい。

 当院は地域医療支援病院であり、普段の診療・診察はかかりつけ医が、手術などの入院加療や専門的な検査が必要な場合は当センター専門医が担当することになります。当院での精査や治療が終了すれば、原則的には紹介元かかりつけ医に戻っていただきます。

当センター耳鼻咽喉科の特徴

1)理念・方針

  • 症状ならびに諸検査より正確な診断に努め、標準治療と照らし合わせ患者さんに最適な治療を提示しています。特に手術の際には、患者さんにわかりやすく丁寧に説明し納得していただいてから治療を行っています。
  • 県民の皆様に質の高い医療を提供できるように、知識と技術の習得のため自己研鑽に努めています。
  • セカンドオピニオンなど他の医療機関への受診を希望されれば診療情報提供いたします。

 耳鼻咽喉科が担当する領域は、耳、鼻、咽頭(扁桃など)、喉頭、甲状腺、唾液腺(耳下腺・顎下腺)、頸部、と広範囲です。めまい、難聴、顔面神経麻痺、嗅覚・味覚障害、音声・嚥下障害も担当しております。

 当科では以下2)~8)を重点分野としておりますが、特に、難聴(耳)疾患の診断と治療、耳科手術(中耳炎の手術、聴力改善手術)、鼻内視鏡手術、に力を入れています。

2)耳科手術

 慢性穿孔性中耳炎や真珠腫性中耳炎に対しての鼓室形成術・乳突洞削開術を積極的に行っています。中耳炎による合併症(顔面神経麻痺、めまい、髄膜炎など)の回避ならびに聴力改善に努めています。鼓膜形成法はinlay法あるいはunderlay法を患者さんの鼓膜の状態で選択しています。真珠腫性中耳炎では、病変の広がりや病態により、外耳道保存型、外耳道再建型あるいは外耳道削除型を選択し、必要があれば段階手術(2回に分けて手術を行う)を採用しています。真珠腫性中耳炎では再発の可能性もあり術後も経過観察が必要です。

 小児滲出性中耳炎への鼓膜チューブ挿入術(2泊3日の入院、全身麻酔下手術)も多数手がけております。

3)内視鏡下鼻副鼻腔手術

 薬物治療で改善しない副鼻腔炎や乳頭腫などの鼻副鼻腔良性腫瘍に対して、低侵襲な内視鏡下鼻副鼻腔手術を行っています。難治性である好酸球性副鼻腔炎についても、術後ステロイド治療もあわせ手術も行い鼻閉や嗅覚障害といった症状の軽減に努めています。

 鼻中隔彎曲症に対しての鼻中隔矯正術、アレルギー性鼻炎や肥厚性鼻炎に対しての粘膜下下鼻甲介骨切除後鼻神経切断術も全身麻酔下に内視鏡下で行っています。

4)口腔咽頭手術

 習慣性扁桃炎やIgA腎症に対しての口蓋扁桃摘出術、小児のアデノイド切除術

 特に、小児アデノイド切除では、内視鏡下にマイクロデブリッターで切除し、手術の安全性を高めるとともに確実にいびきが改善するように努めています。成人IgA腎症に対しての扁桃摘出術も多数行っています。

5)アレルギー性鼻炎に対しての舌下免疫療法・外科的治療

 アレルギー性鼻炎に対する治療として、通常の薬物治療以外に、舌下免疫療法(スギ、ダニ)や外科的治療(手術)も行っています。症状や患者さんの希望に合わせて治療の選択が可能です。手術として主に鼻中隔矯正術、粘膜下下鼻甲介骨切除、後鼻神経切断術を行っています。

6)甲状腺腫瘍、唾液腺(耳下腺・顎下腺)腫瘍の診断と治療

 触診、超音波検査(エコー検査)、CT検査、MRI検査、超音波ガイド下穿刺吸引細胞診などを行い、適応があれば手術を行っています。頸部超音波検査は年間約800例に行い、甲状腺をはじめとする頸部疾患の診断に役立てています。

7)突発性難聴、顔面神経麻痺に対しの入院加療

 突発性難聴には、ステロイドと血流改善薬の点滴加療を行っています。顔面神経麻痺では、ステロイド点滴と抗ウイルス薬内服加療を行い、ENoG(顔面神経の誘発筋電図検査)を行い予後判定し、適応があれば顔面神経減荷術を施行します。

8)急性扁桃炎、頸部膿瘍など急性炎症疾患の入院加療

 入院の上、抗菌薬の点滴などを行い、消炎治療します。膿の貯留があれば切開排膿処置を行います。

9)難聴疾患(専門外来 難聴外来 金曜日PM)

 乳幼児聴覚スクリーニングや健診で“要精査”となった際の精密検査を施行しています。その後の聴覚管理、成人も含めた補聴器のフィッティングを行っております。

(難聴外来は予約制です。まずは一般外来で診療させていただき、それからの予約となります。)

その他

  • 診察時にわからないこと、ご不明なことがあればご遠慮なく担当医にお聞き下さい。
  • アレルギー性鼻炎に対しての舌下免疫療法(スギ、ダニ)を今春より導入しました。手術療法も積極的に行っており、患者さんの治療の選択肢が広がりました。通常の薬物治療でも効果がみられない方はぜひご相談下さい。
  • 平成28年度中に常勤医3名がリニューアルしました。新病院に向け、県民の皆様に良好な医療が提供できるように努力しております。
  • 流行性耳下腺炎(ムンプス)難聴症例の全国調査(日本耳鼻咽喉科学会が主体)に参加しております。
    ご理解のほどをお願い申し上げます。
    疫学(臨床)調査実施についてのお知らせ(PDFファイル)

外来診療担当

1診   成尾 一彦 成尾 一彦 成尾 一彦  
2診 堀中 昭良 堀中 昭良 堀中 昭良
3診 岡本 倫朋 阪上 剛 阪上 剛 阪上 剛 担当医
特殊手術 手術日
聴力検査
聴力検査
平衡機能検査
カロリック
<第1水曜午後・小児のみ>
難聴外来
由良 和代

聴力検査
超音波検査
聴力検査
平衡機能検査
カロリック
<午後>
難聴外来
由良 和代

手術日
聴力検査

医師紹介

耳鼻咽喉科部長
成尾 一彦

専門分野・研究分野

  • 耳科手術、内視鏡下鼻副鼻腔手術

学会認定専門医等

  • 日本耳鼻咽喉科学会認定専門医
  • 耳鼻咽喉科専門研修指導医
  • 頭頸部がん専門医
  • がん治療認定医
  • 臨床研修医指導者講習会受講済
  • 奈良県立医科大学臨床教授

救命救急センター診療部医長
岡本 倫朋

専門分野・研究分野

  • 救急科
  • 耳鼻科

学会認定専門医等

  • 日本耳鼻咽喉科学会認定専門医
  • 臨床研修医指導者講習会受講済
耳鼻咽喉科医長
阪上 剛

専門分野・研究分野

  • 内視鏡下鼻副鼻腔手術、アレルギー性鼻炎

学会認定専門医等

  • 日本耳鼻咽喉科学会認定専門医
  • 臨床研修医指導者講習会受講済
耳鼻咽喉科医員
堀中 昭良

専門分野・研究分野

  • 耳鼻咽喉科一般、耳科手術

学会認定専門医等

  • 日本耳鼻咽喉科学会認定専門医
非常勤医師
由良 和代

専門分野・研究分野

  • 幼児難聴、補聴器
耳鼻咽喉科非常勤医師
尾崎 大輔

専門分野・研究分野

  • 頭頸部腫瘍

学会認定専門医等

  • 日本耳鼻咽喉科学会認定専門医

治療実績

平成28年度(平成28年4月~平成29年3月)に入院加療した症例は342名、平均在院日数は6.5日でした。手術室を利用しての手術は221症例で、外来手術を含む総手術数(耳・鼻で両側同時施行は2例と計算)は393例でした。

代表的な入院症例(保存的治療)

急性炎症疾患(扁桃炎など) 41症例
突発性難聴(急性感音難聴) 33症例
顔面神経麻痺(ハント症候群) 20症例
めまい 18症例

手術症例

耳科手術総計 107例 耳瘻管摘出術 6例
鼓膜チューブ挿入術 45例
鼓室(鼓膜)形成術 33例
乳突洞削開術 19例
顔面神経減荷術 1例
その他

3例

鼻科手術総計 92例 内視鏡下鼻副鼻腔手術 38例
鼻中隔矯正術 11例
鼻甲介切除術
(粘膜下下鼻甲介骨切除術など)
19例
後鼻神経切断術 21例
その他 3例
口腔咽喉頭手術総計 86例 口蓋扁桃摘出術 39例
アデノイド切除術 11例
舌・口腔良性腫瘍摘出術 4例
舌・口腔悪性腫瘍摘出術 2例
顕微鏡下喉頭微細手術
(ラリンゴマイクロサージェリー)
21例
その他 9例
頭頸部手術 41例 耳下腺良性腫瘍手術 7例
顎下腺良性腫瘍手術
(唾石での顎下腺全摘術含む)
3例
甲状腺悪性腫瘍手術 4例
頸部リンパ節摘出術 14例
気管切開術 8例
その他 5例
主として外来での手術 67例 鼓膜切開術 8例
鼻腔粘膜焼灼術 36例
鼻骨骨折徒手整復術 5例
扁桃周囲膿瘍切開排膿術 8例
その他 10例
総数 393例

教育認定施設

社団法人日本耳鼻咽喉科学会専門医研修施設